2016年09月17日

ブログ「船の雑記帳」 はじめます 

長い夏休みをいただきました。
最初は開放感いっぱいだったブログのない日々は、
そのうち何とも手持ち無沙汰になり、不安感と退屈感にさいなまれてきました。
やっぱり船が好きなんですね。というわけでブログを再開します。
タイトルも改めました。題して「船の雑記帳」
クルーズ船や貨物船、観光船にヨットから帆船模型など
いろいろな船の話をひろい集めて書きたいと思います。
ブログ「船の雑記帳」 はじめます 
さっそく再開第一弾は、8月31日に法定管理が発表された韓国の大手海運会社ハンジンヘウン(韓進海運)の話題。ハンジンは大小200隻もの商船を動かす企業で、8月末現在でも70隻以上の貨物船を世界中に展開している。いま海運業界は不況だ。倒産の原因や経営内容などカタい話は他のひとに任せるとして、ボクは立ち往生している船の船員たちが気になって仕方ない。
ブログ「船の雑記帳」 はじめます 
船は入港して接岸すれば港湾使用料が発生する。つまり駐車料だ。港の境界線ぎりぎりの描泊なら安くなる。停泊中スクリュウを廻さなくても船内の空調や照明、通信設備などのため発電するから燃料が必要だ。だいいち乗組みの船員は生き物だから、食料や飲み水が欠かせない。むろん、それら専用品もタダでは手にはいらない。買い出しに行きたくても船と陸地をつなぐ通船も来てくれない。70隻の船が必要とする運用経費だけで600億円といわれ、そのお金が不払いになっているという。報道によれば70隻もの船が載せている貨物の荷主は8,300社にのぼり、差し押さえられたコンテナの評価額は140億ドル(約1兆2,500億円)。ハロウイン目当てに仕入れた雑貨が海上で漂っている感じか。おそらく船員たちの給料も未払いだろう。新しい収入源を求めて、彼らが船から逃げ出したら船は危険な無人船になりかねない。というわけでハンジンの漂流船団の動静に注目したい。



Posted by はじめ at 09:02│Comments(0)
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