2022年04月14日

三千年の時空を遊ぶ模型船づくり

三千年の時空を遊ぶ模型船づくり
「川御座船」のとなりに異なる世界の小型模型があった。古代エジプトの船 6隻である。台座はピラミッドを連想させ、色調といい形態といいセンスに良い方だ。模型の作者、肥田さんは今回展のポスターや案内状の絵を描かれた多才なひと。残念ながら亡くなられて今回は作品だけの参加になった。作品についての詳しい話が伺えないのが残念だ。
三千年の時空を遊ぶ模型船づくり
の船は6隻のなかの1隻で「ツタンカーメンの船」という船名と紀元前1332〜1323 年代の新王国時代 第18王朝の船という解説がある。おそらく肥田さんはこの船がどんな人を乗せ、どこを旅したとか、はるかな紀元前の世界まで調べた上での模型づくりをされたのだろう。多彩なロープ会員のおひとりで誠に残念だ。ご冥福をお祈りします。
三千年の時空を遊ぶ模型船づくり



ラリ雰囲気が違った模型をご紹介しよう。青木 武さんの「紅の豚」は、ポルコ・ロッソのサボイヤS21飛行艇が船の世界に飛びこんできたジオラマだ。ボクの拙いカメラ技術では詳しくお見せできない。ぜひ会場に足を運んで実物をご覧いただきたい。ザ・ロープ展は16日(土)まで開催中。
三千年の時空を遊ぶ模型船づくり


木さんのもう一点、「ヘレン・ユーフェンス」は第一次大戦時に掃海艇として働いた漁船だそうだ。そこから作者の空想は広がってジョーズやオルカと戦うシーンが生まれたのだろうか。この作品は2018年フランスの世界船舶模型展に出品されたという。へぇ〜!楽しいね。
三千年の時空を遊ぶ模型船づくり
もちろん会場には正統派の帆船模型もたくさん展示してある。次回は正統派の作品を見てみよう。(つづく)




Posted by はじめ at 08:41│Comments(0)
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