2019年05月25日

本日お休み   



とつぜんですが今日から久しぶりの船旅に出かけます。
いえ、ほんの十日足らずですが、その間ブログはお休みです。
戻ったら再開します。それまでごきげんよう!  


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2019年05月24日

「全部コミコミ」って言われても  

ブティック船と呼ばれる小型でデラックスなウインドスター・クルーズが1日あたり89ドル(約¥9900)という”All in One Package"「全部コミコミ料金」を発表した。それは安いと二、三のニュース・リリーズに飛びついて詳しく見たら、なーんだ、ボクの早とちりだった。

ウインドスター・クルーズが言う「全部コミコミ」とは、クルーズ期間中の船内サービス&飲み物のチップ、WiFi無制限使用料、ランドリーサービス料、ワイン、ビール、ウイスキーなどミニバーすべての飲み物料を指しているが、肝心のクルーズ料金は別途しっかり存在するのだ。それでも個々のサービスを別途に支払うよりも1日あたり35ドルお安くなるそうだ。でもボクみたいにお酒はちょこ一杯で良い客や、WiFiを使わない客にメリットは少ない。そもそも同社のスタープライド級の西地中海7日間クルーズは最安船室でも$6899(約76万円)だ。そんなリッチな客に1日$35の節約がアピールするのかね?お金持ちの心理はわかりません。  


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2019年05月21日

乗船も下船も混雑  

クルーズ船の大型化はいいことばかりじゃない。一番迷惑なことは乗下船時の混雑だ。何しろ数千人の人間が大きな荷物と一緒に先を争って動くのだから。(もっとも優先的に処遇される高額船室の特上客はこの限りではない)船の方ももたもたすれば解放軍行進曲を合唱しながら団体抗議されることもあるから神経を使ってはいる。

4月14日、マイアミ港ではカーニバル・マジック(12万8千トン:船客定員4630名)が客の乗船手続きを進めていた。この日は先客の下船が遅れたため次の乗船客の受付が遅れ、順番を待つ乗客の行列がターミナルの建物の外にまで延々と続いた。行列風景をSNSで広められてはイメージに関わる。カーニバル側は急遽バスを手配して手続きを待つ客を街のレストランに送り、無料で昼食が取れるよう手配したりサービスに大わらわ。横浜も東京も一度に二隻以上の大型船の乗下船客をスムーズにさばけるよう今からしっかり研究してくださいまっせ。  


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2019年05月17日

22万トン巨船は6姉妹に 

世界最大級22万トン巨船でおなじみのロイヤル・カリビアン・クルーズが6隻目の巨船を発注した。

オアシス・オブ・ザ・シーズを筆頭にすでに4隻の姉妹船を保有する同社がフランスの造船所に発注した6隻目の大型船は、5,714名の船客を収容できる23万トン超の巨船で、文字通り世界最大となる。完成は2023年秋の予定。2番船はシンフォニー、3番船はアリュール、4番船はハーモニー、5番船はメロディーだが今度の船名はまだ未定だ。(Cruise Industry Newsより)  


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2019年05月10日

HALさんとHALさんがゴッツンコ!  

カナダはバンクーバーのクルーズターミナルでHAL(ホーランドアメリカ・ライン)の二隻がゴツンした。

カナダプレイスと呼ばれるクルーズターミナルは、並んだヨットが帆を広げた様で写真写りのいい港。5月4日早朝、接岸していたニュウ・アムステルダム(8万6千トン)の船尾側に着岸してきた姉妹船オステルダム(8万2千トン)の大きな尻がぶつかった。双方船尾の手摺部材が破損し塗装に傷がついたけど、幸いけが人もなく大事にはならなかったが、見物していた市民と乗客たちはビックリした。まあ、同じ会社の船だから仲良く示談してください。

Up Date:バンクーバーでの事故の翌日、大西洋側でもHALのザーンダム(6万1千トン)でボヤ騒ぎがあったようだ。同船はフォート・ローダデールからモントリオールに向かう途中だった。5月5日の未明、船内に火災発生報が放送され寝ていた客を驚かせた。火元は2階のゴミ焼却室で火災はすぐさま消し止められたが、その後、クルーズ終着港がケベックに変更された。(ザーンダムも古いからねえ)今月はHALさんの厄月かな。(情報はcruisejunkie com.より)  


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2019年05月07日

ようこそ!オイローパ2

連休最終日、清水港でオイローパ2を見物した。先週のバイキング・オライオンが来たときはうっすら姿を見せた富士山も、この日は残念ながら雲の中。夕刻の出港時には姿を見せてくれるかな。

オイローパ2は2013年5月デビューしたドイツ・ハパク・ロイド社の旗艦で総トン数4万2千トン。ベルリッツの評価では5つ星プラスで清水には初入港だ。船客定員はわずか516人。船内には266席のメインダイニングの他にフレンチ、イタリアン、アジア料理などレストランが6カ所。桜寿司という日本レストランもあるそうな。船内公用語はドイツ語だがほとんどのクルーは英語を解するという。(写真はサイドスラスターを使って船首を旋回させ接岸するところ)

下の写真は特徴ある船尾のデザイン。船籍はマルタ島のバレッタだ。
最上層には開閉式天井を持つプールがあるが、近頃流行りのウオータースライダーなどはなし。長さが15メートルの四角いプールだ。(ちなみに超10万トン級のクルーズ船でも10m以上のプールは少ない)プールは水遊びするところではなく泳ぐところである、とするドイツらしい解釈か。他にはゾディアック(エンジン付ゴムボート)12艘や、乗客が寄港地で上陸散策に使える無料自転車も20台積んでいるという。機会があればこの船にも乗ってみたいなあ。  


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2019年05月04日

バイキング・オライオンお目見得

暖かな憲法記念日、富士山も春がすみから顔を覗かせて歓迎する清水港でバイキング・オライオン(Viking Orion)に会ってきた。

この船、昨年6月にデビューしたバイキング・オーシャンクルーズのニューフェイス。姉妹船にはスター、スカイ(先日ノルウエい沖でエンジンストップから漂流して大騒ぎになった)、シー、サン、ジュピターがいる。近年ベルリッツの番付ではオイローパやクリスタルを尻目に人気上昇中で、さすがに日本の旅行代理店もバイキング・オーシャンのグループツアーの催行は遠慮してるみたいだね。

バイキング・オライオンは、あのタイタニックと肩を並べる4万7千トンだが、近頃は中型船の部類で船客定員は930名。カジュアル船だったら2千人ぐらい詰め込むところだろう。ほとんどの客室がベランダ付。どこぞの大船みたいにウオーター・スライダーやら観覧車みたいなレジャー遊具などない正統派のマジメなクルーズ船デス。

そんな眼でみると気のせいか船客たちの風采も上品にみえる。来週月曜日にはライバルのオイローパ2も寄港するそうだし、バイキング・オライオンは9月にも再来するとか。清水港の客船誘致活動がようやく実を結んできたようだ。めでたしめでたし!


  


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2019年05月03日

航海中にエンストはいけません  

4月21日午後、マルタ島からクレタ島のカニアに向かっていた  エーゲアン・オディッセイ (1万1千トン:乗客定員400名)のエンジンが停止して航行不能になった。その後タグボート2隻に曳航され、ようやくカニア港にたどり着いた。

エーゲアン・オディッセイは4月上旬にもスペイン沖でエンスト事故を起こしてクルーズを中止し乗客に料金払い戻しをしている。今回は「南地中海の古代文明」と銘打った12日間クルーズ(料金は内側船室でも€1,895(約24万円)だったが、ヘラクリオン、サントリーニ、アテネの三港を残しての中止となった。このあと8月いっぱいまで10のクルーズがキャンセルになった。同船は1973年建造だから半世紀近く海に浮いているかなりの老船。御用とお急ぎでなければかまわないが、ちょっと安くて気楽なクルーズ船に乗るのは覚悟が必要のようだ。(情報はcruisejunkie com.Maritaime Bulletinより)  


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