2023年03月24日

シーボーン・オデッセイ 商船三井に電撃移籍  

撃移籍なんてプロ野球選手のような見出しだが、それは大方の予想をこえたニュースだった。

ーボーン・オデッセイ(3万2千トン:乗客定員450名)といえばラグジュアリ・クルーズ船の先頭をきってきた船。今年シーボーンは予約を受けた8月22日分までのクルーズを消化したのち商船三井に移籍し、整備改装を済ませMOPASカラーになり、名前も変わるだろう。夏に発表される詳細計画に注目しよう。MOPASはにっぽん丸後継として3万5千トン級2隻の新造計画を進めているが、新造船の引渡しは2027〜28年頃と見込まれる。今回のオデッセイ購入は新造船完成までのつなぎだろうか。陣容強化充実をはかろうとするMOPASの意欲がうかがえる。こりゃあ、やっぱりにっぽん丸、ふじ丸、さくら丸のそろい踏みになるかな。イラストはお遊びでオデッセイをMOPASペイントで描いてみた。
  


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2023年03月17日

昔の名前でカムバック  

ごろ不死鳥のように再起したクリスタル・クルーズだが、このほどノブ・マツヒサ氏のUMI-UMA(ウマ・ウミ)レストランの導入を発表した。

ブ氏はかつてニューヨークでデ・ニーロ氏と共同経営の創作和風レストランを開業、一躍名を高めたシェフ。初代クリスタル・クルーズのレストランも支援して美食船の評価に貢献した。今回は定番の和牛ステーキと寿司バーに加えてチリ産のスズキやタラを使った東洋風の料理も売りものにする。一世を風靡したクリスタル・クルーズと、レストラン・ノブの名前でタグを組み、かつての上客たちを呼び戻すことができるか注目だ。(情報はcruise Industry Newsより)

  


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2023年03月10日

花見から氷河見物まで  

ロナ禍の退潮を先取りしたか、世間がざわついてきた。旅行関連の広告が日増しに増えている。実際この三年間コロナの影響はひどかった。ぱしふぃっく・びいなすは昨年末で事業を停止したし、多くの旅行代理店が姿を消し大勢の従業員が職を失った。

イヤモンド・プリンセスでコロナウイルスの手酷い一撃を受けたプリンセス・クルーズだったが、懸命に再生活動をして今年も30コースほどの日本発着クルーズの販売をはじめた。しかし今年はコスタに代わりMSCが日本発着クルーズに参加してきた。新顔のMSCベリッシマは船齢は20年級のダイヤモンド・プリンセスより新しくて大きい。加えて陽気なイタリアン・テーストで日本人客を取り込みつつある。日本では先輩格のプリンセスは気がきでないだろう。

イバルの進出をみてプリンセスは強力な助っ人の用意をした。それがロイヤル・プリンセスの日本寄港だ。ロイヤル・プリンセスは2013年デビューしたロイヤル級一番船で14万2千トン、乗客定員3560名。ベリッシマと互角に競える。来年の春は日本の桜見物をかねてアラスカ氷河観光に足をのばす15日間コースを計画している。同時にダイヤモンド・プリンセスは3月から8月まで恒例の日本発着クルーズで日本を含む三ヶ国35港を巡る。そのなかには人気の青森ねぶた祭り、高知よさこい踊り、徳島阿波踊り、熊野花火大会も含まれている。もうすっかり日本船の気分。果たしてMSCやコスタはどんな日本対策を打ち出してくるだろうか。楽しみ楽しみ。







  


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2023年03月03日

珍しいロングクルーズ  

ーニバル・クルーズにしては珍しいロングクルーズを発表した。船はカーニバル・ルミノーサ’(9万2千トン:乗客定員2260名)。

ミノーサは去年コスタからカーニバルへ出稼ぎにいった船だ。カーニバルの発表によると、ルミノーサのコースは、4月1日オーストラリアのブリスベンを出航して太平洋を北上、グアムを経由して沖縄に至り、広島、横浜、青森、釧路から北太平洋を横断してアラスカをめざし、スワード、ジュノー、ケチカンを経て5月1日シアトルに到着するまで、夏のオーストラリアからアラスカの氷河見物まで盛り込んだロングクルーズだ。創業50年のカーニバルだが、これほどの長旅は珍しいとか。季節の配置替えをかねてだろうが船会社もいろいろ奇策を考えるね。  


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