2024年03月22日

バイキングがやってくる!  

バイキングがやってくる!  前回はロイヤル・バイキング・クルーズについて書いた。今回はその後継者と称されるバイキング・オーシャン・クルーズに触れよう。バイキング・オーシャンはロイヤル・バイキング・ラインの企業コンセプトに感銘を受けたトリスタン・ハーゲン氏が創立したくクルーズ企業。ハーゲン氏はまずリバークルーズで年来の構想を実践する。
バイキングがやってくる!  歴史と文化遺産の多いヨーロッパ河川を舞台に、乗客定員100名のロングシップを揃えた。バイキング・リバークルーズの呼び物は気軽で丁寧な上陸観光(料金はクルーズ料金に含まれている)と上質な食事、家族的な乗員サービスだった。船は寄港都市の中心近くに接岸し、乗客は気軽に上陸観光が楽しめ、船内の食事も従来のリバー・クルーズ船をしのぐと好評だった。


バイキング・リバークルーズの成功はあきらかで今では55隻のロングシップ船団に増え就航水域も拡大した。ハーゲン社長は成功のノウハウをもとにバイキング・オーシャン・クルーズを創建、現在9隻体制になり、さらにロングシップとオーシャンクルーズ船の中間をゆく2万トン級の探検船も増強、北米五大湖クルーズなど新しいクルーズ海域を広げている。いまやハーゲン氏は目標のロイヤルバイキング・ラインを完全に凌駕した。
バイキングがやってくる!  
バイキング・グループの第一の特長は同サイズ同型船の統一だ。船隊はまるでイージス艦隊のようだ。客はどの船に乗っても同等の佳いクルーズが経験できるだろう。船はいずれも4万7千トン、乗客定員は950人前後。船内はシンプルで美しい北欧デザインを基調にし、過剰な装飾やカジノと子供プールを設けない。同一規格船の建造はコスト的に有利で造船会社も安定した作業計画が組める。従業員たちは乗務船が変わってもまごつかず持ち前のスキルを活かしやすい。
バイキングがやってくる!  
会社も建造コスト面で大きなメリットがある。例えば現在建造中の飛鳥IIIは51,950トン乗客定員744人で建造費は約6億5千万ドル(Cruise Industry Newsより)と言われる。同時期に建造中のバイキング・オーシャン(船名未定)は47,000トン乗客950人で建造費は約4億ドルという。(飛鳥 IIIlより5000トンほど小さいが、ほぼ同サイズの中型船として比較した)年末日本に来航するバイキング・エデンの4クルーズは、バイキング・オーシャン・クルーズを体験するまたとない機会だ。乗りたいな。P.S.日本寄港で喜んでいたら、「3月25日以降料金を4.1〜8万円値上げします」という発表。水をかけられた感じです。



Posted by はじめ at 08:27│Comments(1)
この記事へのコメント
出港直前割引を期待いたしましょう!
Posted by 三郎 at 2024年03月22日 19:08
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    コメント(1)