2024年01月11日

今年も巨船ぞくぞく  

2023年度のクルーズシップ・オブ・ジ・イヤーズを、なんとMSCベリッシマの販促チームがゲットした。船そのものは就航5年生だけどコロナ騒ぎで青息吐息の業界を「日本寄港最大船」の」売り言葉で強力に牽引した腕力が評価されたのか。ともあれ17万トンは強かった。
今年も巨船ぞくぞく  

さても南京玉すだれ、ではないけど世界のクルーズ業態は、巨船組と豪華小粒組に大別されてきたかと見える。航空業界では巨人機ジャンボジェットやエアバスA380は集客に苦戦して振るわないが、船と旅客機では旅行形態が違うから「薄利多売」が有効らしい。ラグジュアリーとかセレブリティという言葉にこだわらなければ、カジュアルな巨船ならほぼ同じ旅を半額以下で体験できるのだから。

いうわけで今年もSMCベリッシマよりずっと大きくてずっと新しい巨船が続々ととデビューする。話題の筆頭はロイヤル・カリビアンの巨船アイコン・オブ・ザ・シーズ。25万8百トンで世界最大の巨体。最上階デッキはさながら水遊びレジャーランドのおもむき。28カテゴリーある客室に5,610名の乗客を収容する。(大きなお世話だが乗下船時の混雑ぶりが思いやられる)ロイヤル・カリビアンではアイコンに半年遅れでもう1隻の巨船ユートピア・オブ・ザ・シーズを就航させる予定。こちらはやや小さくても乗客は5,714名で船と港の混雑ぶりは変わらないだろう。
今年も巨船ぞくぞく  
きさではアイコンに及ばないがプリンセスの新造船もでかい。2月デビューのサン・プリンセスは同社史上最大で17万5千トン:乗客定員4,300名,さらにLNG焚きの低公害エンジンが売り物だ。プレミアム級船のプライドか、レジャーランド化は控えめだが、最上階前方にアイコンみたいな大展望ラウンジ(?)を設けている。あれ、巨船の話でいっぱいになってしまった。新造ラグジュアリー船の話は別の機会にしようね。



Posted by はじめ at 07:23│Comments(0)
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